書写 12月23日
字を書くことが戦後軽視されてきた。
戦後まもなくは『墨』がなく、半紙がなく、アメリカに支配されて横文字が闊歩していた。
小学校で『習字』の時間を振り返ってみると筆を水に浸して『ある特殊』な紙に字を書く.しばらくすると乾いてくるとまたそのように書ける。
墨を使って正式に字を書いたことはなかった。
親の世代は誰でも筆を使って字を書いていた。
私の父の話では「万年筆」が安価で買えるようになって字を書くことが出来るようになって「筆字」が下手になったと自戒していた。
ほとんど墨を擦って手紙を書かなくなった。
「大きく太く書きましたが、どうでしょうか」。男子生徒が、書き上げた文字に込めた思いを説明する。「墨の色を部分的に変えてみたら」と、提案が返ってくる。
これが現代の教育なのであろうか。芸術として字を捉えている。
11月30日、京都市北区の市立西賀茂中学校の図書室。大西麻理亜教諭(28)の3年の書写の授業では、生徒たちがお互いにアドバイスする。
きっかけは、国語の授業だった。書いた作文を生徒同士で見せ合い、感想を出し合うようにさせたところ、発言が活発になり、課題に意欲的に取り組む姿が見られた。この手法を書写に応用すれば、受け身で書いている姿勢を改め、書くことに興味を持つのではと、大西教諭は考えた。
漢字を一字でかく。芸術に繋がる。
この日の授業では、各自が「卒業後の決意」を表す漢字1字を毛筆で半紙に書いた。部活で負けたくないという思いから、「勝」という字を選んだ南井(みない)昇太君(15)は、同じ班のクラスメートの意見を参考に、すべて赤色、「力」を大きめにして仕上げ、「迫力と気持ちを表現できた」と納得した表情だ。(八木陽介)
書写 小中学校の国語の科目の一つで、文字を正しく整えて書けるようにするのが目的。これに対して、高校では、芸術の科目で「書道」と呼ばれ、文字の美しさが求められる。 (2011年12月21日 読売新聞)
きちんと漢字を書き、文通に利用する。そのような時代は過去の遺物になってきたのか。
ともかく日本人として筆をもって半紙に向かうことが重要である。気を落ち着かせる。急がずにゆっくりと生活をする。
新年の『書き初め』から始めよう。
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